トレンドは来店効果の可視化へ！？「Zaim」がPOSデータ連携による自動クーポン配信機能を試用実装！「Shufoo!」と「スマートレシート」は来年にも連携開始！

2016
03.28

トレンドは来店効果の可視化へ！？「Zaim」がPOSデータ連携による自動クーポン配信機能を試用実装！「Shufoo!」と「スマートレシート」は来年にも連携開始！

こんにちは。O2O販促ラボ、鈴木です。

新しい季節の到来とともに、O2O販促市場にも、興味深いニュースや動きがあるようです。
今回は、お客様の来店効果を可視化し、販促効果を高めることを狙いとしたO2O販促サービスの動向についてお伝えいたします。

家計簿アプリ「Zaim」、POS連携によりクーポン配信が可能に！

家計簿アプリ「Zaim」がPOSデータ連携の試用実装を3月8日に発表いたしました。
今回発表されたPOSデータとの連携はソリマチ技研のPOSアプリケーションシステム「UNITER2
POSi」を用いて行われ、現時点では試用版がすでに実装されています。

「Zaim」のPOS連携は、スーパーなどの小売店で今後ポイントカードなどのシステムがスマートフォンのアプリに変わることを想定し実現されたもので、店舗のポイントカードのアプリと「Zaim」を紐づけ、ユーザーが商品を購入した際に、ポイントカードアプリのバーコードをレジで読み取ると購買データを即時反映できると言った仕組み。

引用： Zaim　プレスリリース

POSデータと連携することで、「Zaim」側でユーザーの購買記録や消費行動に関する情報を正確且つリアルタイムで把握することができるようになります。POS連携で取得したユーザー情報を元に、特定の商品を購入したユーザーや購入頻度の高いユーザーに向けて更なる購買を促すクーポンを配信することができるなど、O2O販促の可能性を広げることが期待されます。

ユーザーへのO2O販促を強化できる点、ユーザーの家計簿記録に掛かる労力が減る点で店舗運営者にとっても、ユーザーにとっても嬉しい連携となることでしょう。

「Shufoo!」も来店効果の可視化でCRM強化を狙う模様！

家計簿アプリ「Zaim」のPOSレジ連携発表のニュースに少し先駆けて3月3日に、チラシアプリ「Shufoo!」も、来店効果を可視化しCRMを強化するための連携に関するニュースを発表しました。

凸版印刷株式会社が運営する「Shufoo!」は、東芝テック株式会社の電子レシートサービス「スマートレシート」との連携を今年後半に試験的に行い、来年にはサービスを開始するそうです。

引用：凸版印刷プレスリリース

「Shufoo!」と「スマートレシート」の連携により、買い物前のユーザーのチラシ閲覧情報と実際の購買情報が可視化できるようになり、チラシなどの販促施策の見直しや、ユーザー毎にターゲティングしたクーポンやおトク情報を配信するなど、より効果の高いO2O販促へと繋げることが可能となります。

効果検証可能な販促施策の普及とより効果の高いO2O販促サービスの始まりに注目

「Zaim」のPOS連携と、「Shufoo!」のスマートレシートとの連携が時期を同じくして発表されたことを受け、これからのトレンドは、来店効果の可視化と、より詳細な顧客セグメントによるOne to OneマーケティングがO2O販促市場で注目されるのではないかと考えられます。
ちなみに、「Zaim」と「Shufoo!」それぞれが今回発表したサービスは、2016年3月11日まで開催された、展示会「リテールテックJAPAN 2016」に出展されていたようです。

▼「リテールテックJAPAN 2016」ではこんなPOPも