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莫大なユーザーにアプローチできる!Ingress(イングレス)を活用したO2O販促を成功させる3つのポイント!!
こんにちは。O2O販促ラボ、鈴木です。
突然ですが、大人気ゲーム「Ingress(イングレス)」はお使いですか?
Ingressは、「Googleの社内スタートアップ「ナイアンティックラボ」(Niantic Labs)が開発・運営する、スマートフォン向けの拡張現実技術を利用したオンラインゲーム・位置情報ゲーム。2012年11月に招待制でベータ版の運用が開始され、2013年10月に誰でも参加可能のオープンベータに移行し、2013年12月15日に正式運用が開始された。当初はAndroid専用であったが、2014年7月23日よりiOSにも対応した(引用:wikipedia)」ということで、既に全世界で1千万ダウンロードを突破し、莫大なユーザー数を誇るゲームアプリなのです。
国別での日本のダウンロード数は世界2位となり、国内でも大人気!
このIngressをO2O販促に活かすことについて、調べてみました。
岩手県で「Ingress」を活用したO2O販促の結果報告!
岩手県では、Ingressのサービスに魅了された県庁職員が有志を募り、Ingressを活用した県の観光推進、復興支援活動を2014年9月より行っておりました。
先日これまでのIngressを活用した観光推進、復興支援活動の結果が報告されました。
引用 : 「岩手県庁Ingress活用研究会」活動報告会(2015/3/26)
報告によると、Ingressを活用したO2O販促に取り組むにあたり、岩手県ではユーザー数の多い都市部に比べ、ポータル(※)が少ないという問題を解決する為に、Ingressユーザーを県内外から募り、岩手県の観光スポットを巡りながらポータルを申請するイベントを開催したり、一度に多くのポータルを制覇できる観光ツアーを開催。
また、ゲームの面白さにとどまらず、観光や販促にどのようにして繋げられるかについて検討し、ポータルとして登録されている県内のそば屋では、ゲームで使用される用語「わんこレゾ」にちなんだわんこ蕎麦のイベントなどを開催するなど、ゲームと訪問を融合させたO2O販促に成功したそうです。
また、約半年間のIngressを使った県の観光推進業務を行った結果、Ingressのゲームを超えた可能性として、
・ゲームと訪問との融合による新しい観光・交流
・自分が住む地域の再発見
・官民協働の促進
・ネットとリアルをつないだO2O(Online to Offline)型の新たな情報発信
に期待が持てるとも発表しています。
岩手県では、Ingressを使った県の観光推進事業を今後も継続するそうです。
大人気ゲームIngressを活用したO2O販促がすごい理由!
・理由1:莫大なアプリーユーザーに向けて、販促が行える!
全世界1千万ダウンロードという大人気ゲームだけあって、外国人観光客へのアプローチも可能となるかも知れませんね。
また3月末に日本語ユーザー向けインターフェィスが強化された為、今後日本人ユーザーはますます増加することが予想されます。
・理由2:無料で誰でも始められる!
IngressはGoogleが提供する無料のゲームアプリです。
ユーザーを呼び込む販促先となる、ポータルも無料で申請することができます!
コストを抑えてO2O販促に挑戦したい!と言う方にはとても嬉しいサービスですね。
(ポータルの申請から承認までには時間を要する場合もあるようなので、申請の際はご注意ください。)
岩手県の他にも、国内では東京都中野区や、神奈川県横浜市、京都府などにて観光事業の促進の一環としてサービスが活用されている他、ローソンでは国内企業としてははじめてIngressとサービス提携し、全国のローソンがポータルとして登録されています!
引用 : LAWSON × Ingress
Ingressを利用する莫大な数のユーザーが買い物をする際、ポータルであるローソンを選ぶとしたら・・・コンビニ業界での競争も実に有利になりそうです!!
Ingressを使ったO2O販促を成功させる3つのポイント!!
・ポイント1:たくさんの呼び込み先「ポータル」を登録する!
ポータルは多ければ多い程さまざまな場所にいるユーザーにアプローチすることが可能。
ローソンのように全国展開する店舗や複数の店舗を運営する会社にはとても有利となるサービスです。
商店街や自治体などで協力し、販促先となるポータルを増やすのも有効となるかもしれません。
・ポイント2:ゲームユーザーがポータルに「訪れるだけ」を防ぐ!
岩手県でのIngressを使ったサービスを行ううえで課題としていた事項です。
せっかくポータルとして登録した販促先に足を運ぶユーザーが増えても、実際の販促や観光などに繫がらなくては意味がありません。
Ingressでの来客をきっかけに、商品の購入や店舗利用まで繋げるような工夫が必要です。
岩手県のようにユーザーを引き込めるようなストーリーに絡めたイベントを実施したり、 キャラクターを作ったり、Ingressで実際に足を運んでくれたユーザーに店舗情報やクーポンを配信する別のO2O販促サービスを導入して相乗効果を狙うのも良いかもしれません。
・ポイント3:Ingressのポータルであることをアピールする!
岩手県では、観光スポットなどをIngressのポータルに登録してO2O販促を行う際、さまざまなメディアからの取材やユーザーのネットでの口コミ等により、岩手県がIngressを活用した事業を行っていることをアピールし、ポータルへ訪れる人を増やすことができたとのこと。
販促を行いたい店舗をポータルに登録したら、SNSやホームページを活用するなどして、ユーザーへアピールすることも重要となりそうです。
ゲームだけではなく、O2O販促ツールとしてもこれからの活躍が期待できる、Ingress。
今後も目が離せません!
※ ポータルとは : ゲーム上の陣地取りを行う為の特定のポイント。ポータルの陣取りを行うことでゲームを進められる。
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