精力的にオムニチャネル化をすすめる伊勢丹のO2Oを体験しに伊勢丹新宿店に行ってきた

2015
07.22

精力的にオムニチャネル化をすすめる伊勢丹のO2Oを体験しに伊勢丹新宿店に行ってきた

こんにちは。O2O販促ラボのまさしです。

以前、このブログで伊勢丹メンズ館がO2O販促を強化するためにZIGSOW RUNWAYを導入したことを紹介させてもらいました。
・関連記事：伊勢丹のオムニチャネル戦略を支えるO2Oクラウドサービス「ZIGSOW RUNWAY」ってどんなもの？

ZIGSOW RUNWAYのプレスリリースに、「アプリを通じて店舗来店者に有効な製品情報やセール情報等を配信、購買意欲を高めます。」との記載がされていますが、これって店内を歩いているとお得な情報や新入荷商品の情報などが届くってこと？と、気になったので現地に行って調査してみました。

また、伊勢丹新宿店全体で使えるアプリとしてISETANナビがリリースされたようです。伊勢丹メンズ館だけでなく伊勢丹新宿店全体でO2Oに力を入れていくってことみたいですね。

「ISETANナビ」の概要

引用：2015年4月27日配信　株式会社三越伊勢丹ホールディングスプレスリリースより

「ISETANナビ」は、 iPhone専用のサービスです。4月28日（火）にアプリ配信がスタートし、翌29日（水）から新宿本店でのサービスがスタート。
具体的には、本館・メンズ館に約560個のBeaconを設置し、位置情報の送受信を行なうことで、店内のナビゲーションをはじめ、各階のおすすめ情報の発信や全館回遊イベントのご案内をタイムリーに発信いたします。

■店内ナビゲーション
　カテゴリー、ブランド、館内施設のいずれかで検索していただくと、目的のお買場に迷わず行けるMAPが立ち上がります。

■リコメンド情報の発信
　店内回遊中のお客さまへ、各階のイベント情報や、旬のおすすめ情報を発信します。

■プロモーション情報発信
　スタンプラリーなどのプロモーションをさらにお楽しみいただけるよう、全館回遊イベントをご案内します。

伊勢丹のO2Oを体験する

今回は、新宿伊勢丹・伊勢丹メンズ館公式のアプリ「ISETANナビ」をインストールして新宿伊勢丹まで行ってきました！

新宿伊勢丹本館から「ISETANナビ」でメンズ館へ
新宿伊勢丹本館にいる状況で、目的地をメンズ館にある「アンダーカバー」というショップにセットしてみました。目的地はカテゴリやブランド名から検索できます。

ナビゲーションを開始してみる
現在地から目的地までの道順が表示されます。

道順に沿って歩くと現在地が更新されます。

指定と違う道を通った場合は挙動がおかしくなりました。指定どおりに進むこと前提なのかな。
ここは素直に指定された道順に戻って、目的地に向かいます。

無事伊勢丹メンズ館に到着
本館とメンズ館の間に道を挟みますが無事にメンズ館に到着。
メンズファッションのメインストリームとして扱われることもあるメンズ館には、国内外からセレクトされた有名ブランドのアイテムが所狭しと並んでいます。
ちなみに10年前の全面改装前は「男の新館」という名前だったようです。ネーミングで印象って変わりますねー。

引用：http://www.boq.jp/shopguide/w063.ht006D

二階へあがるエスカレーターの場所も案内してくれます。

目的地に到着
迷うことなく目的地まで到着できました。

プッシュ通知が届いた！
メンズ館内を歩いていると「ISETANナビ」からプッシュ通知が届きました！どうやらメンズ館1階で開催されている香水のプロモーションのようです。
これがリコメンド情報の発信機能なのかな。
ちなみに「ISETAN MEN'S」アプリもインストールしていましたがプッシュ通知は届きませんでした。。

まとめ

「ISETANナビ」のナビゲーション機能は、ショッピングモールなどのように店舗が大きいほど効果を発揮できそうに感じました。
伊勢丹の中でもそこまで規模が大きくないメンズ館ではあまり必要性を感じませんでしたが、商品の置かれている場所がわかりにくい本館では便利に活用できると思います。

また、香水のプロモーション情報のようなレコメンド情報発信だけでなく、歩いている場所に近い店舗からの新商品やセールなどの情報がリアルタイムで通知されるようになるとさらに集客に繋がるのではないでしょうか。

伊勢丹では、「ISETAN　ナビ」以外にも「ISETAN MEN’S」「MY ISETAN」など複数のアプリを提供しています。これらのアプリ利用データから屋内での顧客導線を把握したり、プッシュ通知の反応を分析するなどして更にサービスレベルを上げていく予感がしているので、伊勢丹関連のアプリについて引き続きウォッチしてみたいと思います。