準天頂衛星「みちびき」で高精度な位置情報！進化するスマホ集客

2017
09.13

準天頂衛星「みちびき」で高精度な位置情報！進化するスマホ集客

こんにちは。O2O販促ラボ・鈴木です。

2017年10月10日に、準天頂衛星「みちびき」の4号機の打ち上げを予定していることが政府より発表されました。
打ち上げられた準天頂衛星が4機となる今秋、位置情報の測位精度が格段にアップし、店舗のスマホ集客にも大きな変化が起こると期待されています。

間もなく4号機打ち上げ！今話題の「みちびき」についてまずはおさらい！

引用：みちびき（準天頂衛星システム）

スマートフォンを利用した集客サービスや地図、カーナビなど、様々な場面で活用が進み私たちの生活をより便利にしている位置情報。
これまではGPSと呼ばれるアメリカ国防総省が開発・運用する人工衛星を利用した即位システムを利用し位置情報を特定するのが一般的でした。
しかし、全ての地域で安定した測位を行うことが難しく、測位精度の向上が課題のひとつとされていました。

そんな課題を解決するべく計画されたのが、準天頂衛星「みちびき」の打ち上げ。「みちびき」は、GPS衛星と互換性を持ち、GPS衛星と一体で利用するこが出来る準天頂衛星で、2023年を目処に7機を打ち上げることで、24時間どんな場所でも高精度な位置情報の測位を実現するそうです。

▼準天頂衛星「みちびき」について詳しくはこちらでご確認ください
　「みちびき（準天頂衛星システム）」http://qzss.go.jp/index.html

位置情報精度がぐんとアップ！“誤差数センチ”を準天頂衛星「みちびき」が実現する

準天頂衛星は日本の上空に8時間しか滞在できないという制限があり、正確な位置情報測位には、最低4つの衛星が必要とのこと。
2017年8月18日には3号機が打ち上げられ、4号機目の打ち上げは10月10日の午前7時を予定しているそうです。

2017年10月10日の準天頂衛星「みちびき」の4号機目の打ち上げが完了すると、宇宙に打ち上げられている衛星の数は、準天頂軌道3機、静止軌道1機の合計4つとなり、ひとまず24時間位置情報の特定が可能となるそうです。

▼「みちびき」打ち上げスケジュール

引用：みちびき（準天頂衛星システム）

加えて「みちびき」打ち上げにより、ビルや山などの位置情報の特定精度も上がる見込みと発表されており、対応受信機を使えば、誤差1m以下で測位できる“サブメーター級測位”や、誤差が数cmとなる“センチメーター級測位”が実現できるように。

▼準天頂衛星によって実現する世界 “安定した測位の実現”について、詳しくはこちらの動画でご確認ください
　http://qzss.go.jp/overview/download/movie2_stable.html

「みちびき」打ち上げで集客UP？位置情報の測位精度向上でスマホ集客が加速

準天頂衛星「みちびき」の打ち上げにより、位置情報測位精度が格段にアップし、スマートフォンを使った集客の加速も予想されています。

例えば、Googleで店舗名を検索すると、曜日や時間ごとの店舗の混雑状況を確認することができますが、その情報もユーザーのスマートフォンの位置情報を活用して作成されたもの。

▼画像赤枠部分に表示される混雑状況は位置情報を活用して作成されている

引用：Google

最近では、スマートフォンの位置情報を元に、近隣の店舗に集客を行うサービス等にも注目が集まっており、測位精度が上がることで、店舗集客にも嬉しい効果が。
店舗はユーザーの位置情報を元に情報の出しわけを調整できるようになり、効果の高い販促が実現できます。準天頂衛星「みちびき」4号機の打ち上げ後、「位置情報」の活用は店舗集客のキーワードとなるでしょう。

今が、スマートフォンでの販促施策導入の絶好のタイミングかもしれません！

▼準天頂衛星の位置情報サービスへの活用を詳しく解説した記事はこちらから
　「人流を制するものはO2Oを制す！？～Location Buisiness Japan2015レポート～日本独自の技術で位置情報をもっと正確に」
　http://o2o-marketinglab.jp/post/126632210105/20150814