04.09
オムニチャネル化を進める「東急ハンズ」「無印良品」「LoFt」のO2Oアプリを比べてみた
オムニチャネル化を進める「東急ハンズ」「無印良品」「LoFt」のO2Oアプリを比べてみた
こんにちは。O2O販促ラボ・とやおです。
今回は、「東急ハンズアプリ」「MUJI passport」「LoFtアプリ」の3つのアプリを実際に使って比較してみました。
比較点は「チェックイン」「ポイントカード」「クーポン」「商品検索」の4つを軸に比べてみます。
1.チェックインで比べてみた
・「東急ハンズアプリ」のチェックイン
東急ハンズアプリ」は“たぶん”位置情報により自動でチェックイン。
店舗の入口をくぐった瞬間にチェックインされたので、この反応のよさはひょっとしたら「ショッぷらっと」と同じ音波でチェックインを検地しているの可能性も。
「東急ハンズアプリ」ではチェックインするとポイントやクーポンが発行されるわけではなく、「コレカモ」というキャラクターを育つゲーム的要素のみ。
・「MUJI passport」のチェックイン
「MUJI passport」も位置情報によりチェックイン。自動ではなく、手動によりチェックイン。
しかも位置情報取得が超ザックリで、来店して無くても、むしろ建物の外からでもチェックインが可能。近くに複数店あれば、写真のように2店舗チェックインも可能!
「MUJI passport」ではチェックインすると「MUJIマイル」が付与。
・「LoFtアプリ」のチェックイン
「LoFtアプリ」はQRコードでチェックイン。確実にチェックインできる方法だけど、ちょっとめんどくさい。
「LoFtアプリ」ではチェックインするとスタンプが貯まり、3個目、10個目でプレゼントに応募できる。
QRコードが張ってあるPOPはエスカレーターごとに設置してあるようなので、簡単に見つけられる。
【チェックインまとめ】
「東急ハンズアプリ」は自動で、「MUJI passport」手動で店舗を選んで、「LoFtアプリ」はQRコードによりチェックイン。
2.ポイントカードで比べてみた
・「東急ハンズアプリ」のポイントカード
「東急ハンズアプリ」のポイントカードはバーコード式で、商品購入時にレジで読み込んでもらう形式。
ポイントの反映も即時反映される様子。
・「MUJI passport」のポイントカード
「MUJI passport」のポイントカード「東急ハンズアプリ」同様バーコード式で、商品購入時にレジで読み込んでもらう形式で。
「MUJIマイル」の反映も即時。
・「LoFtアプリ」はポイントカード機能無し
【ポイントカードまとめ】
「東急ハンズアプリ」「MUJI passport」ともに、商品購入時にアプリの画面からバーコードを読み込んでもらってポイント付与。
「LoFtアプリ」に関しては、そもそもポイントカード自体が無いので、ポイントカード機能は無し。
3.クーポンで比べてみた
・「東急ハンズアプリ」のクーポン
「東急ハンズアプリ」はクーポンの機能自体はあるけど、残念なことにクーポンが発行されていない。
現状、使い方は不明・・・ たぶんポイントカード同様、バーコードだと想定。
・「MUJI passport」のクーポン
「MUJI passport」のクーポンは、商品購入時にレジで読み込んでもらうバーコード式。
・「LoFtアプリ」はクーポン機能無し
【クーポンまとめ】
「東急ハンズアプリ」は残念なことにクーポンが発行されていないので不明。「MUJI passport」は画面からバーコードを読み込む形式。「LoFtアプリ」に関しては、残念なことにクーポン機能は無い。
4.商品検索で比べてみた
・「東急ハンズアプリ」の商品検索
「東急ハンズアプリ」の商品検索はキーワード検索と商品のバーコードにより検索が可能。
「店舗在庫を見る」で任意の店舗での在庫状況確認、「店舗受け取り」で希望店舗でのお取り置き、「自宅へお届け」でネットショップで購入が可能。
・「MUJI passport」の商品検索
「MUJI passport」の商品検索も、キーワード検索と商品のバーコードにより検索が可能。
在庫状況確認は、近隣店舗での該当商品のが確認可能で、ほぼ「東急ハンズアプリ」と同様の機能。
ネットショップからの購入もできるが、「東急ハンズアプリ」と違い、アプリ内で完結せず、ブラウザを別で立ち上げての購入となるのでちょっとめんどくさい。
・「LoFtアプリ」は商品機能無し
【商品検索まとめ】
「東急ハンズアプリ」「MUJI passport」ともに、商品検索から在庫確認、ネットショップでの購入が可能。「東急ハンズアプリ」関しては、「店舗受け取り」までできるので、いわゆるオムニチャネル化されたアプリになっている。「LoFtアプリ」には商品検索機能は無し。
まとめ
「東急ハンズアプリ」「MUJI passport」はO2Oアプリとして充実している。特に商品検索機能については、店頭在庫の確認ができるため、「お店に行ったけど商品が無かった」という無駄足を踏むことが無くなる。
さらに、バーコードでの商品検索は、商品に興味を持ったユーザーを確実に商品購入に繋げられる仕組みになっている。店頭で購入しようかどうか迷った特に、バーコードによる商品検索でお気に入りに登録しておき、「家に帰ってじっくり考えてネットショップで購入」といった使い方ができる。まさにオムニチャネル戦略に沿ったサービス設計となっている。
また、「LoFtアプリ」については、機能自体はそんなに多くは無いが「雑貨をコトで切りとる記事:コトキジ」や「ロフトの選ぶ旬の雑貨をご紹介する:モノキジ」という読み応えのあるコンテンツを配信しており、“コト訴求”によって商品購入を誘うような内容となっている。
実際に使ってみて、感じたことは「東急ハンズアプリ」「MUJI passport」はヘビーユーザー(リテンション)を対象とし、オムニチャネル化したことで、お買物の機会を増やし、よりヘビーにお買物をしてもらうようなアプリの作りになっているような感じがしました。
逆に「LoFtアプリ」はライトなユーザーの囲い込みや、「よりLoFtを好きになってもらおう」というような作りになっているような感じがしました。
以上、『オムニチャネル化を進める「東急ハンズ」「無印良品」「LoFt」のO2Oアプリを比べてみた』でした。
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