11億人が使う！O2O分野でLINEの先を行くメッセージングサービス「WeChat（微信）」がすごい！！

2015
05.11

こんにちは。O2O販促ラボ、鈴木です。

中国のメッセージングアプリ、WeChat（微信）はご存知ですか？
アプリを使ったことの無い方でも、名前やニュースを耳にしたことのある人は多いのではないかと思います。

日本ではLINEの利用者が圧倒的に多いですが、中国を中心にアジアやアメリカなど11億人に使用されているWeChat（微信）は、O2O展開においてLINEの先を行っているようです。

今日は、人気のメッセージングサービスのO2O展開についてお伝えいたします。

11億人が使うメッセージングアプリ「WeChat（微信）」でO2Oの展開がぞくぞく！

WeChat（微信）は、2011年に中国にて提供を開始したサービス。

LINEやカカオトークのように、文字やスタンプを使ったメッセージの送受信、音声メッセージの送受信、通話、グループチャット、ゲームなどができ、中国を中心にその人気は世界へ広がり、登録アカウント数が11億を超えたといわれています。

サービスの提供元であるTencent社は、PC用のインスタントメッセンジャーサービスの提供により培ったノウハウを元に、LINEが提供するような無料メッセージング機能と、Facebookが持つソーシャルネットワーク機能をうまく融合させたサービスとしてWeChat（微信）を提供しています。

タクシーの配車サービスなど、LINEでもO2O販促に繫がるサービスが提供されていますが、WeChat（微信）でのO2O販促に繫がるサービスの展開は、LINEのサービスの先を行くようです！

WeChat（微信）では、中国のカラオケ店の予約、フードの注文、選曲、支払いがアプリ内ですべてできるとのこと。来店の動機づけだけでなく、来店中のフードの販促や滞在時間の延長などにも繋げることができそう。

日本人の多くが利用しているLINEでもこのようなサービスが開始されれば、空き時間に簡単にカラオケの予約ができたり、その便利さから来店客の増加にも繫がるかもしれませんね。

また、4月7日に上海でローンチされたサービスでは、WeChat（微信）のアプリ1つで、病院での診察券の発行、公共料金の支払い、香港・マカオ・台湾の通行証の発行手続き、旅行の出国手続き、車検手続き、図書館での蔵書検索などができるようになりました。

これらのサービス導入によって、ユーザーは各所での待ち時間を減らすことができたり、WeChat（微信）をダウンロードしたスマートフォンがあればどこへでも行ける！というぐらいオールインワンなサービスに！！

現在サービス展開は上海のみですが、今後提供エリアの拡大は間違いないそうです。

黄色・・・O2O販促への展開が期待できるサービス
※印・・・上海エリア限定のサービス
（2015年5月11日時点）

WeChat（微信）とLINEを比較してみると、メッセージングアプリとしての機能は両者大きく異ならないものの、やはりWeChat（微信）はO2O販促に展開することができそうなサービスが多いところに注目したいですね！

WeChat（微信）はカラオケ店の予約といったレジャー関連事業との連携、各種料金の支払いや病院の受付といった生活に関わる事業などと連携がとれており、ユーザーの利便性を上げることはもちろん、連携先の企業や施設へのO2Oによる集客にも今後大きく繋げることができそうです。

WeChat（微信）が抱える莫大なユーザーに販促活動を行えるとなれば、今後ますます連携を検討する企業やサービスも多くなるでしょう。
O2O販促の効果も大いに期待できそうですね！

また、LINE株式会社は、今後もLINEのメッセージングアプリを越えたプラットフォーム化に力を入れていくことを発表しており、日本における大人気メッセージングアプリのO2O販促へ繫がる展開や、企業との協業・連携にも注目していきたいです。