二子玉川駅で何が起きてる？世界初！光でO2O販促するパナソニックと東急電鉄の試みとは

2016
02.15

二子玉川駅で何が起きてる？世界初！光でO2O販促するパナソニックと東急電鉄の試みとは

こんにちは。O2O販促ラボ・鈴木です。

いつも私たちの生活になくてはならない“光”で情報が伝達されていたら・・・
そんなSF映画のような技術を使ったO2O販促についてお伝えいたします。

世界初の試み！パナソニック「光ID」を使った情報発信媒体、二子玉川にて試験設置へ！

パナソニックが2014年12月に発表した、パナソニック「光ID」を搭載したデジタルサイネージ広告が2016年1月より田園都市線・大井町線二子玉川駅に試験的に設置されているそうです。
2015年1月にアメリカで開催された、2015 International CESにも出展され世界からの注目を集めている「光ID」。

今回の二子玉川駅での、デジタルサイネージ広告に搭載する試みは、世界で初めてだそう！

LED電光を使った情報伝達技術「光ID」とは？

二子玉川の駅のデジタルサイネージに搭載される、注目の「光ID」とはいったいどのようなものなのでしょうか。

引用：パナソニック株式会社　プレスリリース

「光ID」とは、パナソニックが開発した情報伝達技術で、名前の通り“光”を使って情報を伝達します。
LED光源を人間の目では捉えられない速度で点滅させ情報を伝える可視光通信技術を使い、光を発する照明器具やデジタルサイネージなどから情報をIDとしてユーザーのスマホに送信。専用アプリが受け取ったIDを可視化することで情報の伝達ができる技術です。

2015年12月には銀座で開催された「ヒカリで銀ぶら」に導入されるなど、「光ID」の活用される機会も増加しているようです。

引用：パナソニック株式会社　ヒカリで銀ぶら

一般社団法人銀座通連合会が主催で開催した「ヒカリで銀ぶら」では、銀座の様々なところに設置した「光ID」が搭載された“光るギフトBOX”もしくは“光るプレート”に専用アプリをダウンロードしたスマホをかざすとポイントが付与されたり、プレゼントが当たるキャンペーンを行いました。
「光ID」で近隣店舗へユーザーを送客することで、銀座周辺の商業施設の活性化を図ったそうです。

デジタルサイネージとスマホが生み出す二子玉川でスタートしたO2O販促とは？

東京急行電鉄株式会社の発表によると、2016年1月18日（月）～2月28日（日）までの間、田園都市線、二子玉川駅で試験的にデジタルサイネージ広告に「光ID」を導入するそうです。もともとデジタルサイネージ広告の設置数が多いことから、今回の試験場所として二子玉川駅が選ばれたそうです。

二子玉川駅の壁面などに設置されるデジタルサイネージ広告と、天井から吊り下げるタイプのシーリングサイネージに「光ID」が搭載され、対応アプリをダウンロードしたスマートフォンをかざした人々に情報を発信するという。（※iPhoneユーザー限定。対象端末など詳しくはこちら）

引用：東京急行電鉄株式会社プレスリリース

広告主の提供する情報をデジタルサイネージで表示するだけでなく、駅利用者のスマホへダイレクトに届けることができるため、近隣の施設や店舗へのO2O販促強化にも大きな貢献を見せそうです。現時点では、光IDの活用により、ユーザーが興味を持ったり足を止めた広告の製品情報や実店舗で使えるクーポン等を配信し、より効果の高いO2O販促が実現することが想定されています。

また、販促活動だけでなく、駅特有の電車情報の案内やイベント開催時などの改札出口や道案内にも活用されることで、利便性を向上し、ユーザー層を拡大できることも魅力です。

多くの人が行き交う駅で、通行人の手元のスマホへ周辺店舗のクーポンが配信されたり、タイムセールのお知らせが届く新しい集客手法は、駅前でのチラシ配りより優れた広告効果を発揮してくれるかもしれません。

▼光IDを使って駅から店舗へO2O販促も可能に！