こんにちは。O2O販促ラボ・鈴木です。

毎日つねに持ち歩き、私たちの生活に無くてはならない存在のスマートフォン。充電の残量が少なくなり、不安を感じたり、必死で充電できる場所を探した経験のある方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなスマートフォンの充電をフックにしたO2O販促サービスについて紹介いたします。

スマホ充電しながら販促もする「feeling」、ついにO2O販促にも活用可能に！

店頭に設置した充電器を無料でお客様に提供し、充電中に広告配信を行う広告サービス「feeling」からO2O仕様モデルの発表がありました。

「feeling」は、2015年4月より始まったスマートフォンの無料充電とデジタルサイネージ広告を掛け合わせたサービスで、コンセントに充電器をさすことなくスマートフォンの充電と、広告動画の視聴ができるため店舗の業態に関係なく導入が進んでいるそう。
2016年4月現在で、飲食店やカラオケ店、美容室などをはじめとする都内近郊500店舗に5000台が設置されています。

▼「feeling」について

引用 ： feeling

従来のモデルでは、充電器を設置した店舗にユーザーが訪れ、充電器を使用している間、動画広告を視聴させることで宣伝・販促を行っていました。
今回新しく発表されたO2O仕様モデルでは、これまでのデジタルサイネージを使った広告動画配信に加え、BeaconやNFC（Near
Field Communication＝近距離通信）を活用し、充電器を設置した店舗近隣のユーザーにプッシュ通知を配信したり、クーポン配信したりと言ったO2O販促ができるようになるそうです。

BeaconとNFCが搭載され、充電したいユーザーを店舗に集客できる！？

「feeling」のO2O販促では、O2O仕様として発表された充電器と、ユーザーのスマホの電池の使用量を確認したり、地図上で充電器の設置のある店舗を探すことができる専用アプリ「feeling
navi」が活用されます。

アプリ内のマップに店舗やイベント情報を掲載するほかに、店舗付近にいるユーザーに向けBeaconを使ったプッシュ通知を行いユーザーを店舗へと誘います。
また、充電器に搭載されたBeaconやNFCを使い、ユーザーが実際に店舗に訪れた際には特典を受けられる電子スタンプやクーポンの配信ができるため、無料でスマートフォンの充電ができる＋店舗でオトクな特典を受けられるというユーザーメリットを提供することで、さらなる集客アップにつなげられるようです。

▼「feeling navi」

引用 ： feeling navi

アプリは、ユーザーが店舗で充電器を使うタイミングでダウンロードの促進を行う仕組みのため、一度店舗に訪れたユーザーのリピート化を促すためのO2O販促としても活用できるのも嬉しいですね。

これまでの広告動画を視聴してもらうスタイルの販促では、ユーザーが充電を始めることで初めて販促活動を行うことができましたが、これからは店舗外のユーザーをスマートフォンの無料充電をフックに店舗へ集客できるため、店舗で充電器を設置するメリットが大きくなり、販促を目的に導入を進める店舗も増加するのではと予想されます。

O2O仕様が追加された「feeling」の気になる今後の展開は？

O2O販促にも活用できるようになった「feeling」は、これまでの店舗に常に置いておく利用方法のほかに、イベントごとへの貸し出しや交通機関などでの提供も予定しているそうです。

引用 ： 株式会社スマートワン　プレスリリース

イベント会場や多くの人が集まる場でも、無料の充電は重宝されるのではないかと思います。充電をきっかけにアプリのダウンロードが増え、「feeling」で実店舗へ送客できるユーザー規模が増加し、O2O販促効果の上昇が期待できそうですね。

無料で使えるスマートフォンの充電をフックにした、O2O販促がどれだけのユーザーに浸透し、実店舗へどれだけの送客ができるのか、注目したいと思います。

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