ついに飲食店にPaperBeacon(ペーパービーコン)が!外国人観光客にも対応のアプリ「Putmenu(プットメニュー)」で注文してきた
こんにちは。O2O販促ラボの橋本です。
ボクシーズ株式会社が提供する飲食店向けオーダーシステム「Putmenu(プットメニュー)」の体験レポートをお届けします。
「Putmenu(プットメニュー)」は、スマホアプリで注文するとテーブルNoとオーダーが厨房に届くサービスで、帝人株式会社・株式会社セルクロス・株式会社タグキャストが共同で開発したシート型ビーコン「PaperBeacon(ペーパービーコン)」を活用したアプリとして初めて店舗に採用されたということなので、早速出かけてきました。
「Putmenu(プットメニュー)」をインストールしてみる
「Putmenu(プットメニュー)」は、iOSアプリ、Androidアプリに対応しています。
私はiPhoneユーザーなのでApp Storeで「Putmenu(プットメニュー)」をインストール。
(以下、iOSアプリでの使い方の説明になります。)
アプリを起動するとポップアップで位置情報使用の許可を求められますので、許可を選択。
続いてチュートリアルを見ることができます。
チュートリアルが終わるとトップページでポップアップにて通知の許可を求められますので、OKを選択。
アプリをインストールしてから3週間経ち今のところプッシュ通知はきていませんが、今後来店を促す際に活用されるのかもしれません。
言語切替設定機能で10言語の中から任意の言語に切り替えると、メニュー名やメニュー説明などが自動翻訳されます。
例えば、日本語、英語、中国語に言語切替設定すると、メニューページはそれぞれ以下のようになります。
「シート型ビーコンを活用したスマホ注文」を体験してみる
帝人株式会社・株式会社セルクロス・株式会社タグキャストが共同で開発したシート型ビーコン「PaperBeacon(ペーパービーコン)」を活用したアプリとして初めて店舗に採用され利用開始したというニュースがありました。
デックス東京ビーチ内の東京ジョイポリスにあるフレームカフェという飲食店で利用できるとのことですので、早速スマホ注文しに行きました。
メニューを選ぶタイミングは来店前でも来店時でも構わないのですが、今回は来店前に選んでおきました。
店舗に到着して、レジで店舗スタッフに「Putmenu(プットメニュー)」を利用したい旨を伝えると、まだあまり利用されていないのか、店内を探し回ること数分・・・
利用方法が書かれた来店客向け案内シートと、シート型ビーコン「PaperBeacon(ペーパービーコン)」が組み込まれた注文電子シートを貸してくださいました。
席に着いて、注文電子シートにスマホを置いて「注文する」ボタンをタップ。
たったこれだけで注文が完了しました。とっても簡単!
席で少し待つと注文した4個のホットドックが運ばれ、同時に現金でテーブル会計。
一般的なビーコンは空間に電波が広がるため細かい位置の特定は困難ですが、「PaperBeacon(ペーパービーコン)」は表面数cm上に強い電波を発するため私が座っている席を特定できます。
「Putmenu(プットメニュー)」は外国人観光客対策でも大活躍!?
今回行ったフレームカフェでは入店して注文電子シートを受け取ったらすぐ空いている席に座って自分のスマホで注文できました。混雑していたレジで並んだり、注文から料理が来るまで待つストレスもなく快適でした。
ちなみに当サービスは注文電子シートが各席にセットされた状態での利用を想定しているため、来店客が席に着いたら、アプリでメニューをみて注文できます(今回私が体験したように貸し出してもらわなくても大丈夫なようです)。
そのため、日本語が話せない外国人観光客でも、アプリで自動翻訳されたメニューを閲覧して注文でき、コミュニケーションのストレスがなくサービスを受けることができると思います。
現在は「Putmenu(プットメニュー)」利用可能店舗はまだ国内で1店舗、海外をあわせても数店舗ですが、利用可能店舗が増えたら外国人観光客集客ツールとしても活躍が期待できるサービスではないでしょうか?
なお、店舗オペレーションに、想定とは少し異なるであろう課題があるようでした。
こちらのフレームカフェの会計はレジで前払いなのですが、「Putmenu(プットメニュー)」利用客はテーブル会計で後払いになります。そのため、当サービス利用者に対しては、別途テーブルでの後払い会計に対応(各テーブルでの会計対応・レジでPOS打ち直し)することとなり、追加オペレーションが発生しているようでした。
フレームカフェの店舗スタッフにお話伺ったところ
「レジで前払いの店舗だと、別途会計時のオペレーションが必要となり、やや煩雑になることがあります。テーブル会計で後払いの店舗の方が導入はスムーズかもしれません。」と話しており、「Putmenu(プットメニュー)」利用可能店舗の拡大には、こういった既存オペレーションとの相性は一つの課題だろうなぁと感じました。
現時点ではアプリからのプッシュ通知などO2O販促の施策を体験することはできませんでしたが、今後の集客ツールとしての発展にも注目していきたいところです。
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