「omni7（オムニセブン）」て何だ？SEIYUもセブンアンドアイホールディングスもオムニチャネル強化で逆境に立ち向かう！

2015
11.02

「omni7（オムニセブン）」て何だ？SEIYUもセブンアンドアイホールディングスもオムニチャネル強化で逆境に立ち向かう！

こんにちは。O2O販促ラボ・鈴木です。

先日TPPの大筋合意による全容が発表され、消費者の生活はもちろん、農家や小売店、スーパーなどにも今後様々な影響が予想されています。
今回のブログでは、スーパーなどの小売店のオムニチャネル化施策についてお伝えいたします。

不況などの逆境に打ち勝つ鍵は“オムニチャネル化”に？？

引用：時事ドットコム

人口減少や増税、ドラッグストアやコンビニの出現により、多くのスーパーや小売店は売上減少の状況にあるようです。
そのような中、様々な工夫を凝らして売上を順調に伸ばしている企業や店舗について調べてみたところ、その多くの企業や店舗が、販促施策として”オムニチャネル化“を積極的に行っていることが分かりました。

逆境にも負けず、時代に即した販促方法で売上を確実に伸ばしている企業を紹介いたします。

SEIYUは年末のお歳暮商戦を“オムニチャネル化”で勝ち抜くか！？

引用：SEIYU

お歳暮商戦に向けて、SEIYUはオムニチャネルの強化を成長戦略の軸として打ち出すことを発表いたしました。
全国346の店舗と10月16日に開設されたばかりのお歳暮などのギフト商品を取り扱うネットスーパー「西友ドットコム　ギフト館」にてお歳暮の受付を行い、店舗とネットをシームレスに結びつけたオムニチャネル施策でお客様のニーズに応え、お歳暮商戦を戦うそうです。

SEIYUはオムニチャネル化施策の一つとして、ネットから注文した商品をSEIYU実店舗で受け取ることができる「うけとロッカー」と「どーぞカウンター」を設置。

引用：SEIYUドットコム

購入したい商品をネットで注文し、SEIYU実店舗で受け取ることができるセルフピックアップサービス。「うけとロッカー」と「どーぞカウンター」の違いは、無人のロッカーで商品を受け取るか、カウンターで商品を渡してもらうか。「どーぞカウンター」では、本人確認の必要な商品にも対応可能だそうです。

帰宅中のスキマ時間や空いた時間などにネットから商品を購入し「うけとロッカー」や「どーぞカウンター」で購入した商品をピックアップしに行きがてら、店舗で自分の目で確かめたい商品を合わせて購入するなど、効率的にお買い物を済ませることが可能に。レジで並ぶ時間も短縮されるので、忙しい方や主婦から重宝されているとか。また、ネットショップで見た商品を実店舗で買う方や、商品ピックアップ時の“ついで買い”も増えO2O販促効果を発揮しているそうです。

セブンアンドアイホールディングスは、系列店舗の商品を横断的に購入できる「omni7（オムニセブン）」を10月より試験運用開始！

引用：omni7（オムニセブン）

「イトーヨーカドー」や「BARNEYS NEWYORK」を展開するセブンアンドアイホールディングスも、実店舗とECサイトの双方でお客様に商品の購入や商品の受けとりの機会を与えるオムニチャネル化を強化しています。
系列店舗をカバーする大規模なオムニチャネル化施策の実施を9月に発表し、10月1日には、系列店舗が参加するECサイト「omni7（オムニセブン）」の試用運用を開始しました。

「omni7（オムニセブン）」では、系列店内の
どの店舗の商品を購入しても、お客様の好きな店舗で商品の受け取りができるオムニチャネル施策が導入されています。試用運営期間中の現在も、オムニチャネル化による効果は順調に出ており、ネットから商品を購入した人が、実店舗で商品を受け取る際の“ついで買い”などが増加し、売上へ良い影響が出ているそうです。

系列の西武池袋店ではコスメカウンターに新設されたタッチパネルを経由してオンライン上から購入した商品を即日受け取ることができるオムニチャネル施策を取り入れるなど、セブンアンドアイホールディングスのオムニチャネル化はECサイト活用の域を大きく超える勢いです。2015年11月を目処に完了するオムニチャネル施策の本格導入により、どのような結果をたたき出すのか、目が離せません。