リクルート、ショプリエとポンパレモールでオムニチャネル強化！第一弾はあべのハルカスから！

2015
11.30

リクルート、ショプリエとポンパレモールでオムニチャネル強化！第一弾はあべのハルカスから！

こんにちは。O2O販促ラボ・鈴木です。

アパレルメーカーや小売店など、“オムニチャネル化”を取り入れる企業が急増しています。
O2O販促ラボでは、これまで様々な企業のオムニチャネル化戦略についてお伝えしてきました。今回は、株式会社リクルートライフスタイルのオムニチャネル化施策についてです。

リクルートのオムニチャネル化施策、話題の新名所あべのハルカスからスタート！

株式会社リクルートライフスタイルは、同社が提供する国内最大級のスマートフォン向けO2Oアプリ「ショプリエ」とネットショッピングサイト「ポンパレモール」にてオムニチャネル化施策を行うと発表いたしました。

オムニチャネル化施策の第一弾として、日本一高いビルの称号を手に入れた「あべのハルカス」がある近鉄百貨店にて本日（2015年11月30日）まで、キャンペーンが実施されています！

引用：あべのハルカス

気になる！あべのハルカスで実施されるキャンペーンの反響は？

株式会社リクルートライフスタイルがオムニチャネル化施策の実施を発表した11月4日から本日11月30日まで第一弾のキャンペーンは実施されており、今後も継続的にオムニチャネル化施策やキャンペーンを実施することを予定しているそうです。

その「ショプリエ」を使って、実店舗でチェックインしたユーザーをプレゼントの応募をフックに「ポンパレモール」に誘導し、様々な販売チャネルとユーザーを結びつけるのが今回の狙いのよう。

引用：株式会社リクルートライフスタイル　プレスルーム

あべのハルカスのある近鉄百貨店でのキャンペーン効果で、「ショプリエ」ユーザーへの販路拡大や、新たなユーザーの獲得にどれだけ繋げることができたのでしょうか。
キャンペーンの第二段の発表も気になります。

ショプリエのユーザーをターゲットに、オムニチャネル化で販路を拡大！

今回のキャンペーンで対象となるのは、実店舗でのチェックインでリクルートポイントをおトクに貯めることができるアプリ「ショプリエ」のユーザー。
*参考：O2O販促ラボでも「ショプリエ」のApple　Watch（アップルウォッチ）アプリの便利さについて紹介しました

キャンペーンへの参加には、「ショプリエ」のインストール・会員登録が必須となるため、新規会員獲得と、既存会員のアクティブ化が期待できます。

引用：「ショプリエ」

ネット予約者数1400万人を超える（

2015年10月発表）ホットペッパーグルメをはじめとするメディアを持ちO2O販促において好調な株式会社リクルートライフスタイルは、オムニチャネル施策強化により、どれだけの販促効果を生み出せるのでしょうか。

以前、O2O販促ラボでもレポートした通り、リクルートは位置情報の商業利用について様々なエリアや手法で実証実験を重ね、オムニチャネル化に向けた取り組みを強化しているようです。

たとえば、ショプリエを活用した過去の実証実験では、新宿駅周辺にジオフェンスを張り、その境界を出た人に対してPush通信を仕掛けたところ、検知数はビーコンの36倍、30代女性の集客効果が17%もあったといいます。
今回のキャンペーンも、これらのデータを元に実施されていると思われ、技術とデータ解析（分析）を元にした、リクルートの様々なメディアやサービスと会員とが横断的に活用されるオムニチャネル化が、今後ますます進んでいくことでしょう。

リクルートポイントや、1つの会員IDでサービスを受けられる利便性があがれば、リクルート全体でプラットフォームが構築でき、サービスを横断したユーザーのアクティブ化が可能になる日も、そう遠くないかもしれません。

「ショプリエ」とあわせて、今回の施策による、「ポンパレモール」のEC市場での変化にも注目したいですね。