こんにちは。O2O販促ラボ、鈴木です。

今回のブログでは、多くのO2O販促サービスで利用されているツール“ビーコン”に関する気になるニュースについてご紹介いたします。

ついにビーコンはLED電球にまで！！

先月、韓国のSKテレコムは、ビーコンの機能を搭載したスマートLED電球を開発したと発表いたしました。

引用 ： EE times「SKテレコムが開発したスマートLED電球のイメージ」

これまでにブログでは小型のビーコンや、ペーパービーコンなどO2O販促を支えるツール、ビーコンに関する情報をお届けしてきました。

・参考記事：
　世界初！「PaperBeacon（ペーパービーコン）」の登場で広がるO2O販促の幅！！新たなO2O販促シーンの誕生に期待
　部屋とビーコンと私 ～O2Oを妨げるのは誰だ！？ビーコンの信号強度についての検証

販促活動や、ユーザー検知に使いやすい形など、想定される利用シーンに合わせビーコンはさまざまな形に進化しています。今回韓国のSKテレコムが発表したビーコンは生活の中により溶け込むLED電球型。今ある電球をこちらのものに交換するだけで、ビーコンとしての機能が負担無く利用でき、活躍の場にも大いに期待できそうです！

注目のツール「CSRmesh」を利用した世界初の試み！

今回開発されたLED電球型ビーコンは、メッシュネットワークに接続されたほぼ無数のスマホ端末を制御できるシステム「CSRmesh」を利用したもの。
「CSRmesh」提供元のCSR社によると、照明とビーコン、そしてメッシュ機能を融合されたサービスは世界初の試みであるとのことです。

■「CSRmesh」とは？？
　イギリスのCSR社が2014年に発表した、Bluetooth
Smartのメッシュ技術。
　Bluetooth Smartを利用し、ネットワーク内で対応機械（端末）を制御できる。
　必要なソフトウェアを対応機械（端末）にインストールするだけで、機械同士がメッシュ状に通信できるようになり、幅広い範囲で対応機械（端末）の制御や情報伝達が可能。

・「CSRmesh」を利用した機械通信のイメージ

引用 ： EE times

SKテレコムの発表がO2O販促に大きな影響を与える予感

今回発表された、スマートLED電球を店内の照明に採用すれば、店内のユーザーに情報を発信することが簡単にできるようになります。店内にいるすべてのユーザーに向けてオトクな情報や、キャンペーン情報を配信することはもちろんのこと、ユーザーの来店頻度や嗜好に合わせて、特定のユーザーに情報発信することも可能。

従来のビーコンも、コンパクトサイズのものが多く、店内のスペースを取らずに置くだけでユーザーの来店や位置情報を感知できることがその魅力のひとつでした。スマートLED電球はそのわずかなスペースも使わず、店内の内装に溶け込ませることができ、これまで以上にO2O販促の精度が上がるのでは・・・と期待されています。

新たなツール展開で精度を上げるO2O販促の今後の展開に期待！

ビーコン機能を搭載したLED電球登場により、これからのO2O販促の精度が向上するほか、利用シーンの多様化や拡大にもさまざまな影響が生まれそうです。

ユーザーの来店や検知精度が向上したことにより、遊園地や駅の改札にスマートLED電球を設置し、チケットの購入と入場管理をユーザーのスマートフォン1つで完結することも夢ではなさそうです！チケット購入の為に並ぶ時間や、販売係の人件費も削減できるほか、販促情報も伝達でき、メリットは実に大きそうですね！

はたまた、町全体の街灯をスマートLED電球に変えることができれば、観光事業促進や、混雑状況の緩和など、街全体でO2O販促を行うこともできそうです。

O2O販促をより高度に、便利にするツールの登場により、今後店舗販促の幅はますます広がりをみせることでしょう。集客したいターゲットやタイミングにあわせたアプローチ方法の増加にも注目です。

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