02.10
この春、ドコモが通信速度を強化!購買率を上げるドコモのO2O施策に注目!
- マーケティング
- 鈴木
この春、ドコモが通信速度を強化!購買率を上げるドコモのO2O施策に注目!
こんにちは。O2O販促ラボ・鈴木です。
日本国内の携帯電話・キャリアシェアナンバーワンのNTTドコモは、2015年3月に現在のLTEでは下り最大150Mbpsとなっている通信速度を、LTE-Advancedを導入し、下り最大225Mbps超まで高速化、また無線容量も拡大する予定と発表しています。
2013年よりドコモが開発を進めている高度化C-RANアーキテクチャの稼動により、駅周辺や大規模商業施設といった通信量が特に多く予想される地域においても、高速通信が快適に使用できるようになるとか。
<高度化C-RANアーキテクチャについて>
引用: https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2013/02/21_00.html
これまでの広域エリアをカバーする領域に加え、局所的なエリアをカバーする領域を追加。この2種類の構造によって、移動中の接続性も守りつつ、無線容量の拡大も実現できるとのこと!
携帯端末の通信速度強化はドコモの携帯端末ユーザーだけでなく、店舗経営者にも朗報!
さて、通信速度が強化のニュースで喜んでいるのは、ドコモユーザだけではないようです。
・アマゾンはページの反応が0.1秒遅くなると、売り上げが「1%ダウン」する
・グーグルのページ反応が0.5秒遅くなると、アクセス数が「20%ダウン」する
・一般的に表示スピードが1秒遅くなると、PVは11%、コンバージョンは7%、顧客満足度は16%ダウンする
このような調査結果があるように、通信速度が強化により、ネットをよりスムーズに楽しむことができるユーザーだけでなく、O2O販促やオムニチャネル化を試みる経営者や企業にとっても朗報であるのではないでしょうか。
ユーザー視点で考えてみると、確かにページの反応が遅いと、ネットを使用しながらイライラしてしまったり、欲しい商品を検索する意欲がなくなってしまった経験があるので、離脱率につながるというのも納得です。
また、ドコモは近年オムニチャネル化を計っている企業のひとつとしても有名ですので、通信速度の強化はドコモとしては当然の試みであったのかも知れません。
通信速度の強化により恩恵を受けることになるのは、ユーザーだけでなく、O2O集客を試みている店舗や企業にとっても、お客様をオンライン上から集客しやすくなる可能性が高まるという点で嬉しいニュースとなりそうですね。
日本国内の約半数のシェアを持つドコモの携帯通信速度が強化されることは、O2Oサービスの利用者の増加にも大きく貢献の予感!
現在携帯電話はどちらのキャリアをご契約でしょうか?
一時期i phoneの独占販売など他社の勢いを感じることもありますが、日本国内における携帯電話のシェアは、ドコモが不動のNo.1!
<国内の携帯電話会社別使用件数について>
引用: 電気通信事業者協会 (数値をグラフ化)
オムニチャネル化やO2O販促に影響を与えるデバイスの1つとして大きな役割を果たしている、スマートフォンでのキャリア別シェアも、ドコモがNo.1という結果が!
<キャリア別スマートフォンシェア>
引用 : ビデオリサーチインタラクティブ
シェアの数値から考えると、大多数の方の通信速度が強化されることになりますね。
通信速度強化による、O2Oでの集客数の増加やオムニチャネル化の促進にも大きな影響が期待できそうです!
ドコモが手がけるO2O 販促サービス
・O2Oプラットフォーム「ショッぷらっと」 http://shoplat.net/
スマートフォンを持って「ショッぷらっと」加盟店へ来店すると、ポイントやお得なクーポンがもらえるオトクなサービス。
性別や年齢などの属性に合わせて、最新の店舗情報やオトク情報などが配信されます。
来店により獲得したポイントは、商品券などと交換できるシステム。
大手百貨店や小売店がサービス加盟店として登録されており、身近なサービスとして利用できる点も魅力です。
また、季節に合わせたものなど、毎月さまざまなイベントを行っていることにも注目です。今回は数日後に控えた、バレンタインデーのイベントをご紹介!
引用:音波を使ったチェックインソリューション「Air Stamp」の提供開始
・音波を使ったO2Oソリューション「Air Stamp」
モバイルサービス事業者向けに提供しているサービスです。
「ショッぷらっと」で培った技術やノウハウを生かした、GPS等が利用できない場所でのスマートフォン向けチェックインサービス
博物館や美術館での情報配信に活用されているほか、JR東日本では、「Air Stamp」を導入し、自分の登録した路線の運行情報や、駅関連の情報やコインロッカーや施設関連情報などをチェックできるサービスを提供しています。
また、「山手線トレインネット」というサービスでは、乗車しているユーザーに停車駅の情報や、乗車率などの運行情報を提供しているそうです。
各キャリアのO2O施策にも注目!
ドコモは2013年から、自社サービスとしてO2O関連サービスを開始したり、オムニチャネル化を進めてきております。通信速度強化によって、携帯端末のより快適な使用だけでなく、さらなるO2O集客やオムニチャネル化の拡大が期待できそうです。
ドコモ以外のキャリアでもO2Oサービスが展開されています。
KDDIでは自社サービスの「auウォレット」や、ソーシャルギフト関連企業への出資を行っています。また、ソフトバンクではヤフーとともに、「ウルトラ集客」というO2O販促サービスを行っています。
今後の携帯キャリアによるO2O送客の拡大や影響について目が離せないですね。
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