マクドナルドモバイルオーダーのテスト開始！行列緩和による集客効果に注目

2018
08.30

マクドナルドモバイルオーダーのテスト開始！行列緩和による集客効果に注目

こんにちは。O2O販促ラボ・鈴木です。

2018年初旬から、話題となっていたマクドナルドの事前注文・決済サービス。
ついに今夏ベータテストが行われましたので、ご紹介いたします。

マクドナルドがアプリを使った商品オーダーのテストを開始！

引用：マクドナルド

2018年7月30日～8月26日の期間、マクドナルドはアプリを使った商品のオーダーと店舗受け取りのベータテストを実施いたしました。

今回のベータテストは、目黒駅前店、丸の内国際ビルヂング店、明治通り新宿ステパ店の3店舗が対象。事前にテスト参加に応募し当選した方が参加できる仕組みで、当選者にはベータ版のアプリが配布されました。

もう行列に並ばない？！「マクドナルドモバイルオーダー」の登場で集客アップとなるか

「マクドナルドモバイルオーダー」は、店外で事前に商品の注文・決済を行い、店舗で行列に並んで商品をオーダーするといった一連の流れを省き、商品を受け取ることができます。

▼「マクドナルドモバイルオーダー」ウォークスルー画面

引用：マクドナルドモバイルオーダー（ベータ版）

商品の決済は、アプリに登録したクレジットカードを使用。
実際にお店に着き「チェックイン」すると、アプリで注文した商品の決済が完了し、オーダーがキッチンに通る為、アプリで商品を注文し来店できなくなった場合や、店舗までの移動に時間がかかる場合でも問題なし。

「チェックイン」完了時に表示される注文番号が呼ばれたら、カウンターで商品を受け取ることができます。
エリアや時間帯によっては、注文の行列ができることも多いマクドナルド。「マクドナルドモバイルオーダー」を使えば、行列に並んで商品を注文する手間と時間を省くことができ、ユーザーメリットも大きくなりそうです。
また、オーダーを取るスタッフのオペレーション効率化にもなり、商品提供までの時間の短縮にも期待がもてそうです。

スターバックスの成功に続けるか！？「マクドナルドモバイルオーダー」で集客・売上アップさせる狙いとは？

マクドナルドは、今回のベータテストをもとに、サービスを改善し全国展開を目指していくそうです。
モバイルオーダーの導入により、どれだけ集客率のアップ、購入単価の上昇となるのでしょうか。
また、利便性向上による新たな客層の取り込みにも期待が高まりますね。

引用：スターバックス

2015年よりモバイルオーダーを先行して導入している、米国・スターバックスは、ユーザーがレジに並び、商品を注文して、支払いを行うまでの工程をオンライン化。
店舗に行って列に並ぶ煩わしさを省くことで、店舗での行列緩和や商品提供までのオペレーションを向上でき、サービスの人気は急上昇。モバイルオーダー導入でO2O集客を成功させています。

モバイルオーダーの人気から利用客が増えた為、ピーク時や大量のオーダーにも迅速に対応できるよう、更なるオペレーションの改善を検討しているとの情報も。また今後は米国だけでなく日本を含む各国へのサービス展開も検討しているそうです。

米国のスターバックスでは、ドリンクを自分の好みや志向にあわせてカスタマイズする注文が多く、注文時に時間がかかることが混雑の要因となり行列になることでお客様を取りこぼすという課題を解決するためにモバイルオーダーで集客改善も狙ったようです。

一方でマクドナルドは、ピーク時にレジに行列ができたり、ビジネスマンや学生、子連れ客など幅広い客層が利用する為、オーダーに掛かる時間やオペレーションも店舗や時間帯で変わる。
レジ待ち行列の緩和と注文ミスの回避によって顧客ロイヤルティを高めるとともに店舗オペレーションの合理化を図る「マクドナルドモバイルオーダー」。

米国のマクドナルドではすでに実用化されており、モバイルオーダーにすることで客単価アップもできるなど多くの利点があることから2020年までにほとんどの店舗をモバイルオーダーに対応した店舗に改装するとの情報も。

日本でも、集客・売り上げアップ効果があげられるか今後の展開に注目したいですね。