2020年開催の東京オリンピックを前に、海外からの観光客（インバウンド）が増加する日本。
訪日外国人を集客するために、まず準備しておきたいのは接客英語のマスターですね。

難しく考える必要はありません！普段の接客と同様、心をこめた対応にカンタンな1フレーズを添えるだけでOK◎
飲食店ですぐ使える接客英語1フレーズを、連載形式でご紹介しますので、ぜひお役立て下さい。

「ご注文はお決まりですか？」は、英語で何ていう？

■日本語
　ご注文はお決まりですか？

■英語
【基本フレーズ】
　Are you ready to order?（アー ユー レディー トゥー オーダー?）

【カジュアルなフレーズ】
　What can I get you?（ファット キャナイ ゲッチュー？）

【フォーマル（丁寧）なフレーズ】
　Has everyone decided?（ハズ エブリワン ディサイデッド？）

注文をとるタイミングは、お客様の様子やお店のルールによって異なりますよね。その場に合わせて使い分けできると良いかもしれません。

でも、全部覚えるのは大変！という場合は、フォーマルなフレーズといっても難しくないので、「Has everyone decided?（ハズ エブリワン ディサイデッド？） 」これだけ覚えておけば失礼なく接客できるでしょう。

応用編　知っていると便利！注文を伺うときに使えるひとこと

■英語
【注文をとってよいか様子を伺いたいとき】
　May I?（メー アイ？）

とにかく万能なこちらのフレーズ。
「よろしいでしょうか？」と聞くシーンに合わせて聞き手が状況を理解して答えてくれるので便利です。
例えば、お客様が来店した際、先ずは「Hello.（いらっしゃいませ！）」とお声をかけますよね。次に席まで案内します。お客様が席に着き、メニューを見始めて少し経ち、店員を探しはじめました。今です！笑顔で「May I？（メイ アイ）」と尋ねてみてください。聞き手は「ああ、注文取りに来たんだな」と理解して、オーダーしてくれます。

【注文が決まったら、お呼びください】
　Let me know whenever you are ready.
　（レット ミー ノー フェンエバー ユー アー レディー）

「whenever～」で「～するたびに」や「いつ～しても」と使う文章ですが、「whenever ＋you are ready.」でお客様が決まり次第という意味になります。

【最初に飲み物を伺って、フードオーダーを後で取る場合】
　Would you like any drinks first? （ウッジュー ライク エニー ドリンクス ファースト？）

先に飲み物の注文を受けるなら「ドリンクはお決まりですか？」と特定して聞いてしまうフレーズも便利ですね。
フードメニューでお客様が迷われている場合にもこちらのフレーズが役に立ちます。

接客英語に自信がない場合、訪日外国人観光客に注文を取りに行くのを少し躊躇してしまいますよね。
「分からないことを質問されたらどうしよう」「なんて声をかければ良いのだろう」と思う方は多いかもしれません。

そんなときは、今回紹介したフレーズを使って一度お声をかけてみてください。
たとえ発音が間違っていても、「おもてなし」の心はきっと相手に伝わるはず。
飲食店では特に、オーダーをとる機会がたくさんあると思いますので、紹介したフレーズを覚えて、いつでも訪日外国人観光客の接客ができるよう備えたいですね。

次回は「食べられない食材はありますか？」の英語フレーズをご紹介いたします。
国や文化が違うと、食材の好き嫌いだけでなく食べられないもの（食べてはいけないもの）の違いがあるもの。
世界中からやってくる訪日観光客のお客様が安心して食事できると感じていただくための接客英語も必見です。

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