こんにちは。O2O販促ラボ、鈴木です。
今回は、いま話題のタクシー配車アプリが始める注目のO2O販促に関するニュースについてお伝えいたします。

47都道府県25000台以上のタクシーを網羅する「全国タクシー」にて直接的なO2O販促がはじまる！

日本交通株式会社のグループ子会社で、日本最大級のタクシー配車アプリ「全国タクシー」を運営するJapanTaxi株式会社は位置情報連動マーケティング事業において、株式会社フリークアウトとの連携を発表しました。
両社の連携により、いま話題のタクシー配車アプリを使った本格的なO2O販促が始まるようです。

話題急増中！O2O販促が始まるタクシー配車アプリ「全国タクシー」とは？

引用 ： 全国タクシー

47都道府県全てを網羅した、タクシー配車アプリの「全国タクシー」。数あるタクシー配車アプリの中で最大級を誇る網羅規模で、ダウンロード数170万件（2016年1月時点）を突破する人気アプリです。
全国のさまざまなタクシー会社と提携し、提携しているタクシー台数はなんと25000台を越えるそう。アプリ1つでタクシーの配車からお会計まで完了する手軽さが人気の秘密です。

O2O販促ラボでは、これまで各社からリリースされている話題のタクシー配車アプリをユーザー目線で体験レポートしていますので、こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。

＜ユーザー目線で紹介！話題のタクシー配車アプリを使ってみた＞
・日本交通
・東京無線
・LINEタクシー
・Uber
・タクシー配車アプリ総まとめ＆比較

位置情報を利用し、アプリとタクシーでユーザーを店舗へ送る！

引用 ： 日本交通プレスリリース

この度発表された提携により、「全国タクシー」とフリークアウトのDMP「MOTHER」を連携させ位置情報を広告配信に活用したO2O販促サービスがスタートするそうです。

具体的には、「全国タクシー」のアプリをダウンロードしたユーザーの位置情報をフリークアウトのDMP「MOTHER」を使って把握し、特定エリアのターゲットに向けてタクシークーポン付の広告を配信。広告をみてアプリ経由でタクシー配車をしたユーザーには、広告と連動したラッピングタクシーの配車や、タクシー社内でのサンプリングといった販促活動もできるとか。

例えば訴求したい商品が化粧品の場合、そのアイテムやブランドを扱う百貨店や商業施設の周辺にいるターゲット（この場合は20~30代の女性）に向けてタクシー乗車の際使える割引クーポン付広告を配信。配信されたクーポンをきっかけに「全国タクシー」を使ってユーザーがタクシーを配車すると、PRしたい化粧品のラッピングタクシーがユーザーのもとに配車されます。移動中にも化粧品のサンプルを配布するなどユーザーのタクシー移動時間も販促に有効活用できます。PRしたい商品とユーザーの接触機会を必然的に増やし、効果の高いO2O販促が可能になるそうです。

都内で営業しているタクシーの場合、1日当たり約40人を乗車させるとの調査もあり、比較的所得が高く消費や購買意欲の高い層が利用するといわれるタクシーでの広告や販促活動には以前から注目が集まっていました。
今回始まるタクシーを活用したO2O販促は、ユーザーと商品との接点や関わり具合が既存の広告よりはるかに大きくなるばかりか、実際にユーザーをタクシーに乗せて実店舗へ連れて行くことができるという点でもどれだけの販促効果が見込めるのか期待が高まります。

今回の試みにより、タクシー業界では大きな変化が生まれることとなるでしょう。
広告収入増加により、運賃が値下げされ、より多くの人がタクシーを利用したり、販促の1チャネルとしてタクシーがこれまで以上に重宝される日もすぐそこかもしれません。
競合とされるタクシー配車アプリの動きにも注目したいですね。

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